教員免許状を取得するために必要な要件及び単位数について

東海大学では、「中学校教諭一種免許状(中一種)」及び「高等学校教諭一種免許状(高一種)」を取得することができます。そのためには、免許法で定められた基礎資格が必要で、定められた科目についての単位を修得しなければなりません。

※以下は2018年度入学生用。2017年度以前生ようはこちら

(1) (2) (3) (4) (5)
(6)
免許状の種類
基礎
資格
教科に関
する科目
教職に関
する科目
介護等
体験
日本国憲法 体育 外国語コミュニケーション 情報機器
の操作
中学校教諭
一種免許状
学士の
学位
26単位
以上
33単位
以上
2単位 2単位 2単位 2 or 4単位 必要
高等学校教諭
一種免許状
学士の
学位
32単位
以上
27単位
以上
2単位 2単位 2単位 2 or 4単位

(1) 免許状の種類
「中学校教諭一種免許状(中一種)」と「高等学校教諭一種免許状(高一種)」では、必要とされる 単位数が異なるが、中・高一貫教育校が増加しているのが現状であるので、両方の免許状を取得することが望ましい。

(2) 基礎資格
学士の学位を有する(大学を卒業する)こと。

(3) 教科に関する科目
各学科によって設定科目が異なる。別表@に記す表の法定科目区分に基づいて、中一種は26単位以上、高一種は32単位以上を修得すること。

(4) 教職に関する科目
免許状の種類によって一部設定科目が異なる。別表Aに記す表に基づいて、中一種は33単位以上、 高一種は27単位以上を修得すること。

(5)-1 : 日本国憲法
自分の所属する学科・専攻・課程に開講される、自己形成科目の「日本国憲法」を修得する こと。

(5)-2 : 体育科目
自分の所属する学科・専攻・課程に開講される、現代教養科目の体育科目「健康・フィットネス理論実習 」と「生涯スポーツ理論実習」を修得すること。

(5)-3 : 外国語コミュニケーション
国際社会で対応できる能力の育成を目的に設置された科目である。自分の所属する学科・専攻・課 程に開講される、英語コミュニケーション科目の「英語コミュニケーション&スピーキング1」を修得すること。

(5)-4 : 情報機器の操作
コンピュータの基礎的な操作能力を身につけることを目的として設置された科目である。自分の所属 する学科・専攻・課程に開講される科目を修得すること。(学科によって設定単位数が異なる)
※「教科に関する科目」にも設定されている科目は、どちらにも修得単位として算入される。

(6) 介護等体験
「中学校教諭一種免許状」を取得する者には、1998年度よりこの体験が義務づけられた。 これは、社会福祉施設及び養護学校での「障害者、高齢者等に対する介護、介助並びに交流等の体 験」を内容とし、本学では体験期間は7日間とする。
概要は上記の「教職課程ガイダンス」で説明するが、基本的に本学では3年次生を対象に実施する。
申し込み方法等の詳細は、2年次に開催される「介護等体験申込ガイダンス」で説明するので、 これに出席すること。このガイダンスに出席し、体験費を納入しないとその年度の体験は受けられない。ただし、2年次に体験できなくても、3年次以降申し込めば体験することは可能である。

3 教育実習
教育実習は「教職に関する科目」の中に含まれる科目である。教育実習の意義・詳細等については『授業要覧』の「教育実習1」、「教育実習2」の項を読んで理解すること。受講手続や実習校の決定方法など、取り決め事項があるので、『授業要覧』をよく読み、ガイダンス等に必ず参加すること。
また、各学科ごとに受講許可基準を設けているので、必ず確認しておくこと。